
運動プログラムの進め方
子どもは年齢や発達段階によって適した
運動の質や量が異なります。
実際にキッズクラス(小学生)の子供たちに
指導している内容をお伝えします。
①体づくり運動
正しい姿勢に必要な体幹(コア)の再獲得
赤ちゃんは生まれてから立つまでの約一年間
仰向け・うつ伏せ・寝返り・四つ這い…など
様々な運動を行い立って歩けるようになります。
この過程をベースにした体幹トレーニングを
ウォーミングアップとして行います。
②動きづくり運動
思い通りに動かせる体をつくる
重力環境下で身体一つを使って動きます。
あるく、はしる、とぶなどといった
運動の基礎の質を高めていきます。
③巧みな動きづくり運動
不安定を含む様々な環境に合わせて
体を動かせるバランス感覚を高めます。
スポーツに似た動作を取り入れますが
正しいフォームの習得が目的ではありません。
投げるを例にすると
色んな投げ方を経験しておくことで
その後の投げるという動作が含まれる
あらゆる競技に対応できる
体の土台作りを目的としています。
④課題に対する運動
様々な課題やルールに対して柔軟に
動けるような能力を身につけます。
判断力、俊敏性、巧緻性、瞬発力などといった
要素を高めていきます。
アダプテーショントレーニング
環境適応能力のことで、子どもたちが発達の中で獲得する
多様な運動能力の内、その環境がなければ学ぶことが出来ない
くぐる・わたる・のぼる・ぶらさがる
の4つの動作を用いて身体能力の向上を図るトレーニングである。
引用:jata-net.com